Chihako no Tamazusa
千箱の玉章
[ジャンル] | 箏曲 |
[流派] | Yamada Ryū - 山田 |
[対象楽器] | 山田 検校 - 箏 |
詩 :
ときはなる、松をひたせるちとせ河、月も夕べのしなさだめ、 かつらをのこのおもかげゆかし、見そめてそめて染めかかる、 いにしりさんの春のその、ともにながめし花の色、 水ももらさぬせいしのかずを、筆にちかひしすみ色の、 濃いなか浮名のたねをまきがみに、ぐちのありたけふみ枕、 ふみがやりたやむろのつの君へ、 君がなげぶしなげぶみなげてくどきぶみ、 夜ごとに通ふ神かけて、ほんにとりなり、よいふうじぶみ、 ちょっとこなたへかりのふみ、祈りまゐらせそろかしく、 文も見ずとは橋立のみちよ、道のきれどできれ文いやよ、 ちかひぶみ、いよしごげんとかいたるは、 ほだしのたねかえんむすびぶみ、もみぢわけつつ鹿のふみ、 思ひまゐらせそろかしく、とめて嬉しきやまともじ、 なほいろますやばんぜいらく、ちはこのたまづさたてまつる、 これぞ久しきみつぎかな。 |
千箱の玉章 は下記のアルバムに収録されています
アルバム | アーティスト | |
Sokyoku Jiuta Taikei 50 |
三弦 : 藤井 百代 歌 : 二世 藤井 千代賀 箏 : 二世 岸辺 美千賀 |